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2007年9月 2日 (日)

ゆで玉子

600_3 Photo_2 600_4
径6.8cm 高さ4.5cm

いつも自慢の品を見せてくれるお客が
ある日、見なれない白いぐい呑みを持ってきた。 
分院である。すごくいい。
青白さのない柔らかい白。
形も肌も「ゆで玉子」のよう。
しかも栄養価の高そうなやつ。
高台は小さくて薄い。
名のある白磁の作家さんもこの作りは無理。
思いが募り所望したが
「これはだめ〜」と言われてしまった。
あれから数年が経ち最近になって例の「ゆで玉子」を売るという。
値段を聞くと結構な額。
よし、売らずに持っていよう。
ということで猛暑の日々をこれに冷酒で過ごした。
酒で濡れるとほんとうにゆで玉子のように
滑りそうなので酔わないように心掛けた。
ただ、初見の品、李朝に強い同業の友人に見てもらった。
やはり彼も見た事がないという。
金紗里でもなく、後期分院だが
時代が上がるのでは、とのこと。
そして彼曰く、
是非売ってくれという。高くてもいいという。
売らずに持っていたいというのである。
彼に譲ろうかと悩みつつ
ささやかな最近の自慢なのです。
Photo
箱は目の詰んだ杉材、指物師になるもの。
(売約済)

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