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2008年10月 8日 (水)

十三仏

Jusantoko_2  Jusanup500

仏画を好きなお客はほとんどいないが
時おり気に入っている十三仏を掛ける。
南北朝から室町にかけての初期のタイプだ。
まず、掛ける時はガラクタや
山積みの本をかたずけ掃除をする。
信仰心も法要の気持ちもないが
自供養というのだろうか
意を正して向き合いたいと思っている。
やがてカビ臭い部屋も空気清浄機が
効いたかのように澄みきり気持ちが落ち着く。
絵だけだと重いので花を手向ける。
顔を近づけたり離れたり寝っ転がったりと自由に観る。
だんだん気分も良くなってお気楽ムード。
飲んじゃおうかなとやっぱり普段の品行が出てしまう。

Photo_2

仏画はその制作過程を鑑みても安いと思う。
先頃の業者の交換会で大津絵が100万で落とされた。
興味がなかったが金額に驚き「なんで?」と聞くと
初期大津絵とのこと。仏の図だ。
初期といっても江戸。しかも土産物。
芭蕉の句に「大津絵の筆のはじめは何仏」とあるが
「十三仏」のことではないかとされる。
当時はこのような合羽刷りの仏の絵が流行っていたらしいが
崇高な造詣とは別の価値観に絵仏師はどう思うだろうか。
恐るべし民藝力!
(大津絵十三仏は参考資料)

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