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2008年11月15日 (土)

炻器(せっき) / ストーンウェアが面白い

炻器(せっき)とは馴染みのない名称だが
土が細かく、磁器のように焼き締まり
釉薬を掛けず水を通さない陶器のことで
世界各地で焼かれている。中国の朱泥や紫泥、
ドイツではライン川のストーンウェア、
邦焼では備前や万古がある。

さらに南蛮焼と言われている沖縄の荒焼(アラヤチ)や
種子島の能野(ヨキノ)焼も知られた炻器だ。
この南蛮系のものはじつは不勉強で土の区別がつかない。
「備前焼のよう」と形容され備前焼の影に隠れて
しまっているが歴然とした時代のあるネイティブな焼物だ。
雅味のあるものもたくさんある。
酒器としてもなかなかだ。


Yokino1 Yokino2 Yokino3
能野焼 江戸 口径3.9cm  胴径9cm 高16cm
最近のお気に入りはこれ。前所有者は能野焼とのこと。
土味は壷屋よりネットリ感がなく堅く締まる。
口作りも薄く、胴や高台脇も(ヘラ)カンナで整え精作だ。
すでに酒器として愛蔵してようで風格が備わっている。(売約済)

Tuboya1 Tuboya2_2
壷屋焼 江戸  口径5.3cm  胴径9.1cm 高14.3cm
当店「気張らない酒器展」で出品したもの。
壷屋アラヤチの徳利ではNo.1と思っている。
何と言っても刀瑕のような窯印がいい。
(売約済)


Timaki Timaki2
南蛮焼 産地不詳   胴径10.5cm 高12.5cm
南蛮の代表、通称「チマキ」。
でも、これはどう見ても里芋。ずんぐり可愛い。
古くから茶方に珍重され掛け花にされた。
産地は中国南部や安南、スワンカロークとも言われている。
酒席に濁酒(どぶろく)を入れてウケでも狙おうかな。
(売約済)


Stoneshugo
ドイツ炻器STEINZEUG(ストーンウェア) 15〜19世紀
こんなに集まってしまった。
ライン川ケルン周辺で作られた塩釉陶器。
ピーテル・ブリューゲルの絵にもこの器が出て来ます。
ねっとり系の土で青備前のような焼き上がりが多い。


Stonew1 Stonew2 Stonew3_2
ストーンウェア ドイツ 18〜19世紀 胴径8.5cm 高25.5cm
これ、好事家には琴線に触れる肌です。
何処かで見ような火襷に黄胡麻。陶器のワインボトル。

以上「炻器コレクション」。
まだまだ安くて面白そうなものがありそうです。
ビゼンなんて目じゃありません。

001123
購入いただいたお客様より写真が送られてきました。
小菊が秋らしく素敵ですね。
ありがとうございました。(店主)

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