« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010年11月30日 (火)

お不動さん

Dsc_0018_5

不動明王 江戸 本体高さ13.6cm 幅6cm 台込み高さ18.5cm

アニメキャラクターを見るような滑稽な姿。
筋肉無し。牙も無し。ミニスカートのような衣。
怖い形相から形を変え
親しみのある庶民信仰の愛らしい木彫像。
写真は大きく見えるが実物は小さい。
民間仏にも規範に沿ったものが多い中
オリジナリティーのある出色の出来映えと思う。
素人でもなく仏師でもない
専門に彫る職人がいたのではないだろうか。
(ご売約ありがとうございました)

Dsc_0036_4

| | コメント (0)

人形の頭(かしら)

Dsc_0003_2

人形の頭(かしら)型 江戸 本体高さ6.3cm 幅5.2cm 
台込み高さ13.5cm

前後割りの人形の頭の型。
可愛らしいが黒く艶やかで重厚さもある。
達磨の型は目にするが人形の型はあまり見ない。
出来上がった姿はどんな人形だろうか。
簡素な型だけれど彫像を観るような雰囲気。
美術品を飾るような立派な台までこしらえて所蔵者の思いを感じる。
(売約済)


Dsc_0018_2 Dsc_0012 Dsc_0022_2_2 Dsc_0010

Dsc_0008_2 Dsc_0011_2_2 Dsc_0014_2

| | コメント (0)

ガンダーラ石造レリーフ残欠

Dsc_0044_2

花綱と童子(Cupid and Garland) 3~4世紀頃  片岩 
本体高さ23.5cm 幅12cm 台高さ30cm

載せておきながらガンダーラ美術は詳しくない。
勉強しなきゃな〜と思いながら月日が経ってしまった。
石質については小学生の時
岩石蒐集していたのでこれが片岩だと分かるくらい。
知人に薦められて購入したが
心なしか崇高な芸術品を手にした気がする。
像は童子(キューピッド)で鱗状のものは羽ではなく花綱で
このモチーフはローマの石棺装飾に由来するらしく
ローマ美術など西方の影響が色濃く見える。
下部の変色は元々あった不純物と思う。
裏面はネジで固定されていて怖くて外せない。
(ご売約ありがとうございました)


Dsc_0053  Dsc_0002_2  Dsc_0002_3_3

| | コメント (0)

2010年11月27日 (土)

明治の超絶技巧

Dsc_0012_2

Dsc_0002 Dsc_0027 


駒井象嵌 明治 径5.2cm 厚み1.5cm

まさに超絶技巧。京象嵌の大家、駒井製のペンダントコンパクト。
明治期の工芸品を知る上で貴重な作品。
前所有者は香合に見立てたとのこと。
24GOLDと入っており、金のほか部分的に銀も入る。
ミラーに引っ掻き瑕があるが保存状態は良好。

駒井家は代々、京都で刀匠を家業としていたらしい。
本作品のような細密な金銀象嵌の装飾品を作り始めたのは、
音次郎の代になってから。内外の博覧会で絶賛され名声を博した。
しかしながらほとんどが輸出商品でこれも里帰り品。
(売約済み)

Dsc_0017_2_2 Dsc_0019_2

超絶技巧といえばフランツ・リストのピアノ曲を思い浮かべるが
写真のCDはお粗末ながら私のデザイン。写真の背景に使ったのが
ブリキの缶でイギリス19世紀のもの。圧巻すべきは全面エンボスの技。
ブリキとはいえ超絶技巧。

| | コメント (0)

Dsc_0004_4_2

古伊万里赤絵輪線文蓋物 江戸後期
高さ6.5cm 胴径7.7cm

人気の輪線。しかも数の少ない赤線巻き。
大きさもかわいいし眺めて楽しい。
磁胎はくらわんかのような少し濁ったような色。
蓋の摘みは鉄釉掛けで何を型どっているか
分からないが動物のようにも見える。
赤が小さく抜けたところがあるけれど無瑕。(売約済み)

Dsc_0040 Dsc_0054_2 Dsc_0052


Dsc_0062

| | コメント (0)

羅漢盤

Dsc_0017_2
江戸前期〜中期
横42.3cm  縦21.7cm  厚さ2.3cm

浅学で由来が分からないけれど羅漢供養に
に用いる仏具だろうか。
羅漢信仰に関連したものと思う。
薄く品格がある。
全面絽色塗りで更に透けが入り断紋も散見できる。
縁に朱が入り、脚は極めて低い。
小さな剥落や亀裂があるものの保存状態がいい。
仏教美術小品や花を生けてもにキリリと緊張感が出る。
花瓶は瀬戸の白磁水筒。(売約済)


Dsc_0011_3 Dsc_0027_2 Dsc_0062_2

| | コメント (0)

2010年11月17日 (水)

堅手茶碗

Dsc_0002_2

堅手茶碗 李朝中期 径16cm 高さ7.5cm

全体に貫入がびっしり入り
茶が滲みて粉引ムードの味のある堅手茶碗。
伝世か分からないがカセのない艶やかな肌。
堂々、武将サイズ、名碗の趣き。
ピンホールからの雨漏りも出ている。
見込みに目跡は五つ。
金海の出らしくやわらかい土で
色や表情が粉引ににているので金海粉引ともいうらしい。
このタイプはさらに味になること間違いなし。
どんどん使って育ててください。
(ご売約ありがとうございました)

Dsc_0018_2

| | コメント (0)

Dsc_0048_4

三嶋平茶碗(伝世) 李朝初期  径17cm  高さ7.5cm

大きな割れ、呼び継ぎがあるけれど味わい深い茶碗。
金の直しもかなり古く色がいい。
表と裏両面の印花も明瞭で、ゆったりカーブの好ましい器形。
箱も古い。
発掘の三嶋や刷毛目などは表面の透明釉が
カセていて口回りなどザラみのあるものが多い。
伝世の艶やかで滑らかな茶碗は割れていても気持ちが良い。
(ご売約ありがとうございました))

Dsc_0019_2

| | コメント (0)

無地唐津茶碗

Dsc_0003_4

無地唐津茶碗 桃山〜江戸初 径11cm  高さ6cm

発掘されてからかなり時間が経っている。
こういうタイプは発掘伝世というが
古い時代に掘られているのでカセがなく良い味になっている。
見込みに膨れがあり
継ぎもあるけれど艶やかで大事に使われたものと思う。
土はねっとりした褐色で無造作に削った素朴な高台。
(ご売約ありがとうございました))

Dsc_0088

| | コメント (0)

初期伊万里宝文小鉢

Dsc_0009_2
初期伊万里宝文小鉢 江戸初期 径約15cm  高さ約4.5cm

六角形で小刻みの輪花。伝世だけど欠けや入がある。
比較的左の状態がいい。

初期伊万里も安くなりいよいよ商売人は厳しい。
さらに贋物が出回り頭を悩ます。
時折お客からネットオークションで落としたものを
見せてもらうが唐津にしても伊万里にしても感心してしまう。
ネットオークションでも良いものもあるけれど
ニセモノと混ぜて出されると警戒してしまう。
真面目で信頼できるものを出す人たちは数人しか知らない。

2点 30.000円 20.000円


Dsc_0022

Dsc_0011_3 Dsc_0013 Dsc_0029_2

Dsc_0018_5

Dsc_0010 Dsc_0017_3 Dsc_0032

Dsc_0020

| | コメント (0)

青織部茶碗

Dsc_0008_2

青織部茶碗 江戸初期 径10.7cm 高さ6.5cm

発掘の織部茶碗。割れはあっても奇跡的に呼びがない。
総織部釉のものはほんとうに少なくなった。
出るのはかけらばかり。
それでも骨董市で陶片がガラガラ入った箱の中から
緑の陶片を見つけると思わず手にしてしまう。
直しは古く、金の直しと金が剥げて下地の漆が見える。
このままでも充分使えます。
飯茶碗もかわいいし、向付けとしても食材が映える。
思い切って緑の器に緑のお茶もお洒落かも。
(ご売約ありがとうございました)


Dsc_0109 Dsc_0001_3

所載品ではありませんが同種のものが文献にありました。

| | コメント (0)

黒唐津茶碗

Dsc_0057_3

黒唐津茶碗 江戸中期〜後期 径11.8cm 高さ7cm

飴釉と黒の中間ぐらいの色で
金石や岳野の印象とは違って黒薩摩に似ている。
高台内まで総釉掛けでねっとりした黒い土。
高台の薄さから椎の峰の後期かなと思ったが
器形にロクロ目があり端反りで高台も小さいので少し上がるのでは。
茶もいいけどやっぱりご飯かな。

(ご売約ありがとうございました)

Dsc_0060_3 

| | コメント (0)

白磁茶碗 

Dsc_0027_2


白磁茶碗 李朝前期 径11.2cm〜13.6  高さ6cm

何でもない白磁の茶碗。瑕もある。
歪みのカーブがゆったりして気持ちが良い。
肌は白く滑らか。
こんな無垢な器で茶を飲むのも清々しい。

今は農家になってしまった麻布十番のUさんから購入とのこと。
Uさんの店は現代的なセンスで人気があった。
今の寂しい値付けに申し訳なく思う。(ご売約ありがとうございました)

Dsc_0146_2 

| | コメント (0)

2010年11月11日 (木)

蓮弁

Dsc_0024_2_6

蓮弁 長さ15cm  鎌倉時代

この時代は写実的な表現が反映してか蓮弁も立体的。
肉厚で膨らみが強く、周縁も反りが出る。大きさもいい。
彩色は煤で明確ではないが緑青のグリーンと金の細い線が見える。
平安の薄い形も貴族的な気品があって良いけれど、
この時代の作品も彫塑として見れば力強く素晴しいと思う。
55,000円

Dsc_0029_4 Dsc_0038_2 Dsc_0039

Dsc_0041_2 Dsc_0044

| | コメント (0)

浄瑠璃寺印仏九体

Dsc_0087_2

浄瑠璃寺印仏 平安時代 九体 本紙幅9cm 長さ16,5cm

浄瑠璃寺の国宝・九体阿弥陀仏の中尊の胎内から発見された、
摺仏と印仏の二種のうちの印仏。日本最古の仏像版画の一つ。
十二体が一版の版木で六版押される。
(像は二十蓮弁/一紙九列八段の七十二体)
昔は摺仏と印仏の違いが分からなかった。
それもそのはず切り売りの一体じゃ分からない。
(ご売約ありがとうございました)

Dsc_0032_2

| | コメント (0)

浄瑠璃寺印仏 三体

Dsc_0097_5

浄瑠璃寺印仏 平安時代 三体 本紙幅9cm 長さ6,5cm
こちらも同様に一版から切ったもの。
平安の小品がお手頃値段。
(ご売約ありがとうございました)


Dsc_0023_2

| | コメント (0)

泥塔

Dsc_0033_6
泥塔 (種子大日如来陽刻宝塔) 高さ7cm 鎌倉初期 
奈良県田原本町箸尾出土

箸尾の出土らしいが宝塔型で相輪が顕著で形好し。
泥塔といえば宮古出土が多いがどうも
小人の帽子みたいでずんぐりしたものが多く塔にはほど遠い。
文献によっては箸尾出土のほうが少し古いとか。
泥塔は霊妙な姿ではありながら可愛らしくもあり、
つい手にしたくなる。
良い箱に納めてあり所有者の心持ちが伝わります。
真塗りの飾り台もお付けします。(写真上)
(ご売約ありがとうございました)

Dsc_0014_2

| | コメント (0)

泥塔/智積寺

Dsc_0002_2_2

智積寺泥塔 鎌倉末期 鳥取県以西村智積寺出土

最近はあまり見ることのない半肉宝塔形の泥塔。
地蔵菩薩の種子を陽刻してある。
鎌倉新仏教により仏教が庶民の身近なものなり
供養や祈願のために奉納した。
小さくてもこの時代のムードを備えています。
(ご売約ありがとうございました)

Dsc_0002_3 Dsc_0009

| | コメント (0)

黒漆春日卓

Dsc_0081_2

黒漆春日卓 30,5cm ×48cm 高さ5,1cm

店の備品でしたが
この度、お役御免となりました。
古い春日卓の脚がとれたものを飾り台にしたもの。
黒漆に珍しく飾り金具が鉄という渋さ。
室町ということで購入したけれど無難に江戸初ぐらいで。
全体にチリチリと断紋があり
天板は皺のようになっている。
もしかすると古い時代に断紋の上に
再び塗られたかも知れない。
さらに護摩の煤が被り古格抜群。
愛蔵の小品を載せていただければなによりです。
(ご売約ありがとうございました)

Dsc_0069_2

| | コメント (0)

2010年11月 4日 (木)

ストーンウェアの酒ボトル

Dsc_0003_2

ストーンウェア ドイツ  胴径8.5cm 高25.5cm
18〜19世紀

ロクロの筋跡や火襷のような赤味、片面は黄胡麻。
日本人の感性をくすぐる味わいを備えた陶器のボトル。
ストーンウエアにもこんな肌があるんだと嬉しくなった。
酒器の古典派には「なんじゃ?」の品だけど
「こだわらず、かっこ良く」これで堂々と酌み交わしたい。
日本酒、マッコリ、焼酎、なんでも。。

以前にも当ホームページで紹介しました。
http://hi-hu-mi.way-nifty.com/blog/2008/11/post-bb35.html

Dsc_0008 Dsc_0013_2 Dsc_0011_4

Dsc_0028_2 Dsc_0004 Dsc_113_2

Dsc_0020

鉄の盆(くろや製)26cmと白磁猪口(瀬戸、明治)、
桃山備前窯道具陶片(最大幅20cm)をお付けします。
備前は扇型に割れていい感じです。肴でものせてください。
窯中で割れているので割れ口に赤味があります。
(売約済)

| | コメント (0)

2010年11月 2日 (火)

買入れについて

当店向きの品物がございましたら
買入れいたします。

ジャンルは問いません。
(古道具、古民具、桃山陶、伊万里、六古窯、
李朝、西洋陶器、仏教、民間信仰など)

まずはお電話、メールにてお気軽にご相談ください。

|

2010年11月 1日 (月)

宝塔文石仏

Dsc_0019_3

高さ25,5cm

相輪の長い宝塔が刻まれた石仏。珍しいタイプの石仏と思う。
赤城塔に似ているのでその周辺だろうか。
粗い火山岩で黒いキラキラした鉱物が見える。
大きさも程よく室内でも古い板をおけば様になる。
でも古板探しがたいへんだ。

(ご売約ありがとうございました)

Dsc_0130 Dsc_0035_2


Dsc_0030_2

| | コメント (0)

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »