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2011年10月23日 (日)

古作の文机

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文机 32.5cm×92cm高さ24.5cm

天板は剥板(へぎいた)で
表面は槍鉋のように荒く削いであります。
脚も鋸を使わず割ったものでそれぞれ太さが違っていて
天板を突抜けてクサビで固定してあります。
全体に虫食い跡が見られ
中央に穴でも空いたか木片を埋めてあります。
見た目の割に片手で持てるほど枯れて軽くなっています。
珍品堂が「足利の文机」といって紹介したものと同じタイプ。
足利かどうか分からないけれど
大鋸(おが)がまだ普及されていない頃の作ではないかと
思ったりもします。
須恵器や金銅仏を置いたり
気の置けない友と
差し向いで一杯やるにも良さそうな文机です。
(売約済)


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2011年10月16日 (日)

WEB骨董市/「秋の古窯」

商品についてのお問い合わせは
メールかお電話、FAXでお願いいたします。

気になることや分からないことがありましたら
ご注文される前にご質問いただきますようお願いいたします。

(尚、夜間のお電話はご遠慮ください。)


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常滑鳶口小壷 14世紀  胴径12.8cm 高さ10.5cm
昨年に紹介したもので売却されたものですが
購入者の諸事情により戻ってきました。
小さくすぼめた首に注ぎ口がついた可愛い壷です。
赤黒くかっちり焼けて胡麻が降り掛かるだけの簡素な肌。
奇跡的に無瑕。底は砂底で水は滲みません。
当時、実際に使ったものでしょう。
墨書きは愛知県内の出土。(売約済)




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渥美中壷 平安後期 胴径16.5cm×高さ22cm
「上」の字の入ったほとんど無瑕に近い中壷。
上部のみに人為的に釉薬を掛けた痕跡がはっきりと分かります。
全体に焼きが甘いのですが渥美は常滑に比べ
窯の焼成が悪かったようで一様に生焼けです。
製作期間が短くあまり出回らない貴重な古窯です。
(売約済)




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須恵器小壷 平安  胴径13cm×高さ10.5cm
堅く焼けた短頸の小壷です。
全体に自然釉が艶やかに掛かっています。
手の平にのる好ましいサイズ。
水も漏れません。(売約済)




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弥生斜縄文小壷  弥生時代 胴径11.5cm×高さ15cm
関東系の弥生壷で
ジグザグの斜縄文がモダンな薄い作りの器形。
胴に2カ所穴があり補修されています。
弥生は地域性がありバリエーションが豊富です。
値段も比較的安価なので花生けにはお薦めします。
(売約済)




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弥生丹塗壷  弥生時代 胴径12.2cm×高さ17.8cm
関東系の柿色の丹が残った華やかな小壷
愛鷹山の紙が貼られています。
静岡県の愛鷹山でしょう。
口回りは割れていますが原型を留めております。
(売約済)




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弥生広口型小壷 弥生時代 胴径10.3cm×高さ13.5cm
近畿地方のものと思われます。
白い土に黒いカーボンが浮かんだ優美な姿。
天に広げた口と削りの心地よい細いステム。
ブーケっぽく生けてみたいです。
因みに大地震の時も倒れませんでした。
29,000円22,000円




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常滑山茶碗(天)鎌倉 径16.5cm×高さ5.5cm

重ね焼のいちばん上の数少ない天場です。

降りものはありますが自然釉に溶けこみ艶やかです。

部分的に釉剥げはありますが
茶で使われていたようですべすべと馴染んでいます。
縁にも薄く釉があるので口当たりも滑らかです。
瑕は小さく金銀混合の直し。

目の詰んだ簡素な杉箱が欲しいところ。(売約済)




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須恵器系片口 平安~鎌倉初期  径23cm×高さ5.5cm
海上がりで器形は南蛮手に似ており
土質は珠洲のような雰囲気です。
糸切り底で荒い土に
幾つもの小石が爆ぜているのが散見できます。
調べたのですが明確な古窯が見つからず
須恵器系片口というのが文献に記載されていたので
これもそれではないかと思います。
ヒビがありますが止めてあります。
浅鉢型でしかも堅く焼きしまっているので料理が映えます。
(売約済)




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ストーンウエア長壷 ドイツ13~14世紀
胴径12cm×高さ24.5cm
ライン川の支流のジーク川沿いにある
ジークブルク(Siegburg)の古窯。
ハンドルがないのは珍しいです。
ドイツ人も知らない人が多く
稀少な割にはそれほど高くありません。
荒い土にろくろ目が立ち、指で捻った独特な高台。
中世ヨーロッパの匂いが漂う貴重な文化財です。
(売約済)





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常滑大平鉢 鎌倉時代  胴径31cm 高さ14cm
経塚壷の蓋に作られたもので、
片口は法力が現世へ通じるための道と考えられたとのこと。
良く焼けて白っぽい土色。
瑕は縁に欠けがあるのみで白漆の直しです。
入が3本ほどありますが止まっています。
48,000円35,000円




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常滑経塚壷 平安時代  胴径33cm 高さ32cm
以前にもご紹介しました。
クールで緊張感のある薄い作り。
修験者の信仰心の為せる美しい造形です。
破れていますがへたれずに基本形をとどめています。

全体に薄く自然釉がかかり清々しいです。
肩の一部が共継ぎ、その隣に呼継ぎがあります。
この呼継ぎは取り除いてもいいかも知れません。(売約済)

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2011年10月10日 (月)

次回WEB骨董市/特集「秋の古窯」

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次回WEB骨董市は特集「秋の古窯」

10月16日(日)午後10時のアップロード予定です。

よろしくお願い致します。

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2011年10月 8日 (土)

和手茶碗

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和手(やわらかで)茶碗 李朝前期
径14.6cm 高さ7cm

伝世と思われる李朝の茶碗です。
和手(やわらかで)と言っても堅手の範疇でしょう。
粉引きのような肌に荒い目の貫入。
古い象牙の工芸品をみるようで
とくにピンホールから雨漏りが外に通って古格を感じます。
目跡は上品に四つ。
器表はクリーム色から青味を帯びる変化が見られ
高台の兜巾は小山のようにこんもりしています。
腰に残る指跡もアクセントとなっています。
茶を点てるほどに景色が増していきそうな
育てがいのある良碗です。

(売約済)

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2011年10月 6日 (木)

江戸中期の初期猪口

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初期手花弁文猪口 18世紀
径7.0cm〜7.5cm 高さ5.4cm

猪口は初心者向けとか入門者向けとかいうけれど
私には奥が深くていつまで経っても面白い。
名許りのぱっとしない盃より魅力的だ。

写真の猪口は江戸中期につくられた初期の猪口。
馴染みのない人は混乱してしまいそう。
生掛け故に少し楕円気味。
厚底で見込みに小石がに落ちて縁に窯瑕がある。
このくらいのデメリットは
土もの(陶器)で見慣れているので返って好ましい。
柳宗悦はすでに昭和六年の「民藝」に
そば猪口を紹介したらしい。
それも1ページに一点ずつの掲載。
薄手の描き込みタイプより厚手の初期タイプが多い。

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この手は昔から人気が高いので贋物が多い。
骨董市やネットオークションにもよくある。
キノコ狩りに行ってシメジそっくりの毒キノコに出会う感じ。

(売約済)

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2011年10月 2日 (日)

合鹿椀

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合鹿椀 径14cm 高さ10.5cm    室町末期~江戸初期

能登は柳田村の合鹿椀です。
三重椀のうちの一の椀。
肉厚で見込みが深く丸みのある腰に
すくっと立ち上がった高台。
縁の布被せは1.5cmくらいで段差が分かります。
内面には著しい断文が見られ外側も散見できます。
高台も浅い内刳り。
傷みはあっても表面的なもので後塗りはないようです。
堂々とした貫禄と古格を備えた古代椀です。

馴染みの交換会で大御所の出品。
値段が上がらず渋々当店に譲ってくれたもの。
こんな時代なのか弱小店にも好機がありました。

まずは、瑕も埋まるので粥でも食しながら
家庭内出家を体感したいと思います。

(売約済)

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