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和手(やわらかで)茶碗 李朝前期 径14.6cm 高さ7cm
伝世と思われる李朝の茶碗です。 和手(やわらかで)と言っても堅手の範疇でしょう。 粉引きのような肌に荒い目の貫入。 古い象牙の工芸品をみるようで とくにピンホールから雨漏りが外に通って古格を感じます。 目跡は上品に四つ。 器表はクリーム色から青味を帯びる変化が見られ 高台の兜巾は小山のようにこんもりしています。 腰に残る指跡もアクセントとなっています。 茶を点てるほどに景色が増していきそうな 育てがいのある良碗です。
(売約済)
12:13 骨董雑感 | 固定リンク
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