

古染付吹墨鶯梅文皿 (明末17世紀前期)
径14.2cm 高さ2.6cm
骨董を始めて間もない頃
古染付の存在を知り伊万里との違いが分かると
俄然楽しくなったことを思い出します。
「辻留」の懐石料理の本に出ていたりして憧れたものでした。
古染付といっても型づくりの向付や祥瑞手は垂涎の的。
吹墨もなかなかお目にかからないものでした。
骨董店の棚に古九谷や柿右衛門と並んで置かれたものです。

吹墨は初期伊万里にも同柄があるけれどこちらが本歌。
時間差もなくクイックに模倣したのには驚かせられます。
この吹墨は梅の古木に鶯が飛んでいる目出たい柄。
新春の茶や酒の席にぜひ登場させたい皿です。
(売約済)
コメント